黒鉛とは?

黒鉛は結晶が発達した炭素であり、別名では石墨とも呼ばれます。
黒鉛には天然黒鉛と人造黒鉛の2種類があり、天然黒鉛は古代の堆積した植物が地熱と地圧によって変質して出来た鉱物です。さらにその結晶状態によって鱗片状黒鉛と土状黒鉛の2種類に大きく分類され、鱗片状黒鉛は銀黒色で薄片状の外見をなし、土状黒鉛は黒色で土状の外見をしています。
人造黒鉛はコークスやピッチを原料とし、超高温にて人工的に黒鉛結晶を発達させた黒鉛であり、主に製鉄用の電極として使用されます。

黒鉛の性質と使用用途?

黒鉛は大きく分けて「潤滑性」「電気伝導性」「熱伝導性」「耐熱性」「耐薬品性」の5つの優れた性質を持ち、鉛筆の芯やシール剤など、様々な用途に利用されています。